2005年5月に行なった発表会の写真を載せました。下のほうにあります。


フルート担当
講師よりご挨拶
はじめまして。フルートを担当しているさわこ先生です。
フルートってなにかなぁって興味のある方は土曜日にレッスンしていますので、いつでも見学に来てくださいね。
さて、このコーナーではフルートについていろいろ紹介していこうと思います
第1回
フルートって
どんな楽器

 最近は、ピアノ、ヴァイオリンに次いで人口の多いフルートですがまだまだなじみのない方も多いと思います。口唇の振動で音を出すトランペットなどの金管楽器やリードを振動させて音を出すクラリネットやオーボエなどの他の木管楽器とは違い、フルートは振動させる媒体(ばいたい)がない楽器です。
ではどうして音が出るのでしょう? みなさん、風をイメージしてみてください。
風ってゆっくりふいている時はそよそよ(実際音は聴こえないと思いますが)という感じですよね。
では、強くふいているときはどうでしょう?ゴーとかピューとかって音が聴こえますよね。
これは空気自体が振動してできる音なのです。
 フルートは自分で吹き込んだ息がフルートの管体を通り、振動することによって音が出るんですよ。 
 金管のマウスピースや他の木管のリードのように振動させる媒体がないので抵抗感がないため、息を吐けば吐くほどどんどん出て行ってしまうのでコントロールがとても難しい楽器ですが、声楽と同じで自分の体が共鳴盤となるため、自分がこうしたいというのが素直に音に出せる楽器なのです。

とても魅力的だと思いませんか?

第2回
フルートの音域と仲間たち

今回はフルートの音域とその仲間たちについてお話しましょう。
一般的にフルートは1点ハ(中央のド)から3オクターブ上のドまで出ます。
楽器によっては中央のドよりすぐ下のシまででるものもあります。
そしてあまり使われないのですが、曲によっては3オクターブ上のレやミも出てきます。
普通の運指表には載っていませんが私が持っているものにはファ♯まで載っています。
ここまでくると音というよりはカナキリ声という感じですかね。
結構音域が広いでしょう?管楽器の中ではフルート族が一番高い音が出せるんですよね。
それでは、フルートの仲間たち(フルート族)の紹介です。音の高い順番に挙げていきましょう。

○ピッコロ ・・・・・・・・・・・・・フルートより1オクターブ高い音がでる。オーケストラで一番高い音域の楽器。
○フルート
○フルート・ダモーレ ・・・・・見た目は分からないけどフルートと比べてみると一回りほど大きい楽器。『愛のフルート』の意味でフルートよりしっとりとした甘い音が出る。通常フル―トより1音から2音低い。
○アルトフルート ・・・・・・・・・フルートより半オクターブ低く、かなり長くなるので頭部管が真っ直ぐの物と曲がっている物の2種類ある。
○バスフルート ・・・・・・・・・フルートより1オクターブ低く、真っ直ぐのままでは持つことができず、頭部管はU字の形をしている。かなり重いため、座って演奏することが多く、その場合は支え棒で楽器を支えることができる。
○コントラバスフルート・・・・・ ここまで来ると横にするのは無理なので、歌口の部分だけは横にして、キイを持つ指はリコーダーのように縦になる。座って演奏するものはフルートより1オクターブ半、立って演奏するものは2オクターブ低い。一見、水道管みたいで面白いですよ。
○ダブルコントラバスフルート ・・・・・世界にまだ数台しかない楽器。その全てが日本製です。すごいでしょ?私もまだ実物は見たことありません。どんなな音がするかとても興味があります。フルートより3オクターブ低い。
 
フルートっていっても色々な種類があるでしょ?
最近はこれらのフルートを使ってフルート族だけのフルートオーケストラというのが流行っています。
そのうち、めぐみ音楽館フルートオーケストラというのができると良いですね。
次回はフルートの歴史についてお話したいと思います。

第3回
フルートの歴史について
=その1=
 むかしは人や動物の骨を使って笛が作られていました。
紀元5〜6世紀ごろになると竹や象牙などで作られるようになります。
フルートの元祖ともいえるのは中世・ルネッサンス時代の6個の指孔のみを持つ単純なものでしたがバロック時代には頭部管、胴部管T、胴部管U、足部管という4部分からなる1キイフルートが使用されていました。
17世紀後半から様々な改良が加えられ、6孔・8キイの物が作られ普及するようになります。
ここまでのフルートは木製だったので、木管楽器に属するのです

第4回
フルートの歴史について
=その2=
19世紀になると、演奏会場が広くなりオーケストラが拡大され、今までより音量が求められました。
 また、今までのフルートは音程がとても悪かったのです。
かのモーツァルトが父レオポルトに『フルートの音程の悪さには耐えられない。その楽器のために曲を書くのは嫌だ』と手紙を書いている程です。そして更に改良が推し進められました。
そこで、フルート奏者のテオバルト・ベームが現在のフルートの原型であるベーム式フルートを完成させたのです。それまでの8鍵フルートと比べ、大改良です。現在のフルートの材質は洋銀・銀・金やプラチナなど金属が使われていますが、最近はまた木製のフルートが見直され、グラナディラなどを使用した木管も作られています。
材質により、それぞれ音色が違うので曲によって楽器を持ち替える人もいるんですよ。
N響の首席奏者の神田さんは木管を使っています。機会があったらTVで見てくださいね。
第5回
私がフルートを始めたきっかけ
  小学生の時ピアノを習っていました。 ピアノはとっても好きで、小学校の音楽の授業で合奏があるたびにピアノを弾かせてもらっていました。
音楽の先生のご指導が良かったのか、すっかり合奏することに目覚めてしまい、中学生になったら絶対吹奏楽部に入る!と小学生の頃から決めていました。
 そしていよいよ憧れだった吹奏楽部に友達と見学に行くと・・・
何やら知らない楽器を吹いている先輩たちがたくさんいて、楽しそうにしているではないですか。早速、友達を差しおいて仮入部しました(笑)!
 何の楽器をやりたいのかを聞かれ、無知な私はフルート・クラリネット・サックス・トランペットくらいしか知らなかったので、見た目がお上品なフルートを希望しましたが、私の通っていた中学では一番人気でした。
中高一貫の学校だったのですがフルートの先輩4人に対して一年生の仮入部生がすでに4人もいたのです!それで断られ、泣く泣く他の楽器にまわされ、当時人気だったサックスにしようと思い友達とサックスの先輩のところに行き色々話を聞いているうちに楽器の値段になり『30万円くらいよ』とサラっといわれ、それはムリとあっさりあきらめました。(もっとお安いのもあります。その先輩はかなり良い楽器を使っていた事が後で分かりました)
で、次にカッコ良いからと不純な動機でトランペットのところへ行き、ここもすでに仮入部が3人いるからと断られ、残ったのが私の知らない楽器たちとクラリネットでした。
知らない楽器をやるよりはとクラリネットパートの門をたたき、そこでマウスピース片手に練習が始まりました。
という訳で、クラリネットを始めてしまった私ですが、一体この先どうなるのでしょう?次回のお楽しみ・・・ 
第6回
私がフルートを始めたきっかけ(その2)
 前回は吹奏楽部でクラリネットを始めたところまでお話しましたね。
あいているパートはクラリネットしかなく、仕方なくマウスピースで音出しを始めました。運良く(?)すぐに音が出て、先輩たちは大喜び。2日目にはドレミファソラシドと音階も吹けるようになりました。
 でも、何故か音が好きになれなかったのです。クラリネットと言えば吹奏楽部の花形、オーケストラで言うヴァイオリンの役割なのですが、3日吹いてみて、音が好きになれず家に帰って母に相談しました。
やっぱり、フルートやりたいなぁと。当時、私の通っていた中学校は大型楽器以外は自分で買わなくてはならなかったのです。親としてはどうせ高いお金を出して買う楽器なら、やりたいのをやらせたかったのでしょう。
『それなら、もう親がフルートを買っちゃったって言えば良いじゃない。』と言ったのです。私はそれでも、もしフルートを持っているって言ってもやらせてもらえなかったらどうしようと不安で一杯でした。
家の母は自信たっぷりでそんなことは絶対にないと言い切るのです。
それで翌日恐る恐る先輩に、『親がフルートを買ってきちゃった』と言ったのです。
実はまだ買っていないのに。そうしたら、もう大変。フルートの先輩は懐の大きい人で、4人も5人も変わらないからとフルートの仲間入りの準備をしてくださったのです。でも、クラリネットの先輩がなかなか手放そうとしてくれなかったのです。一番後に入ったのに誰よりも先に音階が吹けたから。
その時、クラリネットの先輩に説得してくれたユーフォニウムの先輩には今でも感謝してます。
『もう楽器持っているんだから他の楽器を買えとは言えないでしょ』と。そしてすったもんだした挙句、やっとフルートパートに仮入部することが出来ました。すごく嬉しくて、さすが母親だなぁ!と思いました。
 それから、家に帰ってからがまた大変でした。持っているとは言ったものの、まだ楽器を買っていないわけですから・・・でもたまたま週末か何かで部活がお休みだったのが幸いして次の週からの練習に無事間に合いました。めでたし、めでた
第7回
部活でフルートを始めて
めでたくフルートパートに入った所までお話しましたね。
入ったのは良いけど、先輩4人と新入生5人の大所帯。
演奏会に出れるのは先輩たちだけ。2年間は下積み生活と言われていました。そんな中、新入生の一人は小学校からフルートをやっていて、一人だけ曲を練習していました。
その他私たち4人は来る日も来る日も頭部管のみでピーと音を出す練習ばかりでつまらなかったことを覚えています。
でも絶対早くうまくなって下積み生活から脱出したくて人一倍練習しました。
 まず目指すは小学校の時からフルートをやっている同級生。3ヶ月経った頃、彼女と同じくらい吹けるようになりました。
そして次に目指すは2年生の先輩。この先輩は部活をサボり気味だったのですぐ追い越せるん
じゃないかなぁと思いました。
 夏休み、部活をサボる同級生には目もくれずひたすら毎日部活に出て練習しました。そして9月、大抜擢です!
文化祭のステージにのせてもらえることになったのです。しかも一番難しい曲を含めて5曲も!!!
こんなに嬉しいことはありませんでした。だって2年間は下積みと言われてたのですから・・・
こんな感じで私はフルートにどんどんのめりこんでいくようになったのです。。
8回
フルートのメンテナンス
さて、今回はフルートのメンテナンスについてお話したいと思います。
 ご自宅にピアノを持っていらっしゃる方は1年に1度程、調律をされていますよね?フルートも調律と同じように調整という楽器屋さんに見てもらうことが必要なのです。
普段のお手入れ方法は、掃除棒にガーゼを巻いて、管の中の水蒸気を拭き取ることと、外側の手垢をクロスで拭き取る。
 更にタンポがペタペタと音を立てる場合にはクリーニングペーパーをタンポに挟んで水分を吸収させて、その後パウダーペーパーを挟みベタつきをなくす。という簡単なもので普段はOKですが、フルートは精密機械なので使っているうちに少しずつ音程の狂いやタンポがきちんとふさがらなくなり、普通に指を押さえているつもりなのに音が出ないのでギュウッと握ってしまい、指や手や肩やらあちこちに力が入り、肩こりになってしまった方が多いのではないでしょうか?
 タンポは湿気や乾燥によって伸び縮みするのでうまくキィがふさがらなくなることがあるのです。それと力を入れてキィを叩くクセがある人もタンポが磨り減りやすいので頻繁に調整に出すことをお薦めします。
 基本的には6ヶ月ごとに調整に出しましょう。最低でも1年に1回をお薦めします。長い間使いたいならやはり半年に1度は楽器屋さんに見てもらった方が良いですよ。新品の楽器の場合は、タンポが急に水分を含んでしまうので3ヶ月したら必ず見てもらってください。
 後は組み立てる時にキィを握らない(これは曲がってしまうので)ことと練習する時に指に力を入れてキィを叩かないことに注意してちゃんとメンテナンスに出していれば、楽器は長持ちします。
 愛する大事な楽器は必ず専門家に定期的に見てもらってくださいね
2005年5月29日(日)
杉田劇場 にて
ピアノとフルートの発表会が開催されました。動画や写真をお楽しみ下さい。
動画・・・・・ トップオブザワールド   春の小川  故郷の人々  

   

   

表紙に戻る