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平成9年9月にオープンした「めぐみ音楽館」も今年で7年目になりました。
今、ピアノやエレクトーンを教えるといっても少子時代で、
生徒さんを獲得するのは至難のわざといえます。
おかげさまで、オープン以来沢山の方とご縁があり、
現在、50名以上の生徒さんと楽しい音楽ライフを送っています。
今まで、何人かの方に講師になるご相談を受けました。
そこで、これから教室を始める方、講師になる方へ
私の教室経営者として、講師としての考えが少しでも
参考になればと思い、このページを立ち上げました。
何かご質問等がありましたら、メールでも掲示板でも結構ですので、
ご一報ください。このページでお答えしていきたいと思います。

教室経営第1歩
<<ピアノ・エレクトーンの自宅講師になるには>>
まず、ピアノやエレクトーンの教室を開くには
指導者としての演奏力、指導力などが必要です。
ほとんどのピアノ講師は音楽大学を出て、
楽器店の講師のテストを受けるか自宅で生徒を募集したり、
出張レッスンへ行ったりします。
ピアノの講師になる資格というのは特にありません。
ただ、クラッシクピアノを教える場合、大学を出ていないとなると
ヤマハやカワイの指導者グレードは持っていたほうがいいでしょう。
ジャズやポピュラーピアノの場合は、講師がそれぞれ講座や
勉強したことを教えるのですから、特に資格はいらないと思われます。
エレクトーンの場合は、やはりグレードが重視されます。
ヤマハなら演奏グレード5級は持っていたほうがいいでしょう。
指導グレードも取得することをお勧めします。
エレクトーンの先生は、楽典なども各自で勉強されている方が多いですね。
PTNA、PENやjetといった講師のための会が色々とありますので
どちらかに所属されることをお勧めします。講師になったからと
指導のみで講習等に参加されない方も稀にいらっしゃいますが
指導者になってからの研修や自己研鑽はとっても大事です。
ご自身のレッスンも続けて行っていると指導者としての疑問を
聞くことも出来ますし、生徒としての立場も忘れません。
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教室経営第2歩
<<教室整備>>
講師の資格があるかたは、ここからが教室作りの第一歩です。
自宅でレッスンをする場合、生徒を募集する前に、どこでレッスンするのかを決め、
いつ生徒さんがいらしても良いようにレッスン室の準備をしましょう。
具体的には、レッスンする楽器によって変わると思いますが、
ピアノやエレクトーンといった楽器、ノートやドリルなどを書くときのテーブル、
生徒さんが待つ場合の椅子など大きなものから、リズム練習で使う小物楽器や、
CD,MDなどの音源、筆記用具など細かなものまで用意する。
一度に用意できなくても徐々に必要なものをそろえていくと良いでしょう。
また、自宅のリビングなどでレッスンする場合は、
子供たちが触れそうなものや集中力を欠きそうなものは
あらかじめ他の部屋へ動かしておきましょう
教室としてやっていくのであれば、玄関先かわかりやすいところへ
小さくても看板などを出すことをお勧めします。
始めての訪問のとき、ここでいいのか?と不安にさせないためです。
マンションなどで、看板が出せない場合でも、
体験レッスンやお問い合わせでいらっしゃる場合は、玄関を開けておくとか、
玄関前で出迎えるといった小さな心配りが親御さんをはじめ、
小さな生徒さんに安心してもらえます。
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教室経営第3歩
<<生徒募集>>
教室の準備が出来たら、早速生徒募集です。
今は先生があふれていて子供の数が少ないので、生徒を集めるのは本当に大変です。
どんな生徒募集をするかで生徒を獲得できるかどうかが決まります。
まず、一番安く確実なのは口コミです。近所の方に教室を始めましたと伝えておくと、
何かの話のときに、ここに先生がいると伝えてくれる場合があります。
しかし、何人か生徒が増えてからなら口コミも有効ですが、
始めのうちは無料の掲示板を利用するといいでしょう。
銀行やスーパーなどの掲示板に貼らせてもらえるところがあるか前もって探しておきましょう。
町の掲示板も利用できれば、A4サイズのちらしを作って貼ってみましょう。
そのとき、必ず電話番号などを書いた付箋を忘れずに!
その他には、地域のペーパーに載せるのも比較的安くできます。
私の地域では、「ぱど」「はまかぜ」「朝日リビング」
「サンロクマル」といった無料ペーパーがあります。
文字だけですと何百円から2.3千円といったところで、
広範囲にわたり宣伝することができます。
ちらしを自分で製作し、ポスティングするのもよいでしょう。
子供たちが通える範囲をご自分で撒くので、反応が良いです。
新聞の折り込み広告は、印刷代、折込代がかかりますので、
比較的割高ですが、ピンポイントで撒けます。
撒きたい地域の新聞店に直接ちらしを持ち込みます。
大体A4一枚の折込代は3〜4円の間です。
千枚撒いて3人問い合わせ、一人入会ぐらいのつもりでいてください。
他に、電柱広告。これは、巻き看板と袖看板があります。
どちらも製作料が1万円ぐらい、広告料は毎月2000円ぐらいです。
また、バスの車内放送は、一番近いバス停があいていたら
毎月一万円ぐらいで放送してもらえます。
バスの窓にシールを貼るのも一緒ぐらいで、大体2年契約なので、
2年で24万円と考えておくと良いでしょう。
他にも、回覧板に広告をだしたり、町内会の名簿に広告を出したり、
地域の地図に広告を出す、消火栓の標識などいろいろとあります。
まずは、教室があることを知ってもらうとすぐに効果がなくても、
途中入会や来年度の入会にもつながります。
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教室経営第4歩
<<月謝設定>>
募集をかけたら、生徒が入会する前に教室としての入会案内や資料を用意しましょう。
一番悩むところは、月謝設定ですよね。
大学をでて初めて生徒を集めるときなど、月謝を意外と安く設定する方がいます。
また、主婦をしながら一日だけ細々とレッスンしていくという先生も
安い月謝で教えている方がたまにいます。
私が思う月謝の設定の仕方は、まず周りの先生方、
楽器店の月謝の相場を知ることだと思います。
相場よりあまり安く設定してしまうと、親御さんが不安になったり、
講師としての評判が下がることもあります。
また、後で月謝を上げる時も、上げにくいということもあるでしょう。
逆に、相場より高くしてしまうと、問い合わせがあっても、
入会に結びつかないということもあります。
親御さんの中には、高い月謝が優秀な先生と思われてる方もいらっしゃいますが・・・
私の場合は、ある程度地域的な相場をリサーチし、楽器店の講師は
5割程度しか貰ってないので、楽器店よりは安く、
そして音楽教室経営の本を参考に設定しました。
入会の時に必ず月謝表を渡し、どの位で月謝が変わるかを伝えてから入会してもらいます。
また、入会金は先生によって設定している所と、設定していないところとあるようです。
自宅のリビングでレッスンしている教室では設定していないところも多いです。
兄弟の入会時は割引や貰わないという先生も結構います。
そして、生徒が上達して月謝が変わるときは書面でお知らせするとよいでしょう。
参考までに・・・・入会金 1000〜10000円
(最適価格 個人教室 2000〜5000円)
お月謝 3000〜15000円
(最適価格 個人教室 5000〜8000円)
料金は、レッスン回数、時間、使用楽器などでも若干変わると思いますので、絶妙な設定で
新規入会者をGETしましょう!
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教室経営第5歩
<<体験レッスン>>
個人の教室では、体験レッスンは行わないという先生も多いですが、
大手楽器店ではほとんど無料体験レッスンという制度をとっています。
教室を決めるとき、やはり一番気になるのはどんな先生なのかということです。
子供の場合、子供との相性もありますし趣味としてのレッスンか
専門的な道を選ぶかによっても、選ぶ先生、教室が変わってきます。
電話で問い合わせがあったら、必ず名前と連絡先を聞きだし、
教室の雰囲気を見てもらうためにも一度来て頂くように促しましょう。
では、体験レッスンで何をすればよいでしょうか?
子供の場合は、先生の名前を言い、「○○先生って呼んでね」と
子供が話しかけられるように一言添え、その子の名前を覚え、
レッスン中に何度か名前を言うようにすると親近感がわき、
スムーズに会話が出来るようになります。
学校やようちえんのこと、普段の生活のことなどを話したりしましょう。
歌を歌ったり、タンバリンやカスタネットでリズムを打ったりします。
ピアノに座ったら、その子が今弾けるものがあれば弾いてもらいます。
ほとんどの場合、右手でメロディだけという場合が多いので、
そのときの状況を見てとなりで伴奏を付けてあげるといいでしょう。
他には、さりげなく音符がどのくらい読めるのか見て、教材を選ぶ判断材料とします。
大人の場合は、どういう趣旨で習いたいのか弾きたいジャンル、
練習時間がどのくらい取れるのか自宅にある楽器などの話をし、
レッスン回数時間を決めていきます。
初心者の場合は、ピアノに座って弾くことを躊躇する場合もありますので、
リラックス出来るようにもっていきましょう。
時間は、レッスンとお話で30分ぐらいでよいと思います。
月謝やレッスン回数など、レッスンのきまりをお話し、
入会の場合のお返事の期日と初回の日時を決めます。
楽器がない場合は、レッスン開始までに、どのようにするかを話し合っておくとよいでしょう。
入会金、月謝などは、教材のこともあるので初回レッスン時に
用意していただくよう大体の金額を伝えておきます。
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教室経営第6歩
<<テキスト選び>>
レッスンが決まったら、その生徒さんに合った教材を選びます。
教材を選ぶときは、年齢、現在の音楽能力、読譜力などを考慮して選びましょう。
最初のテキストは、先生が用意したほうが良いと思います。
私のテキスト選びのコツは、読譜力、演奏力、調性などがバランスよく学べるようにと考えています。
ジャンル、スタイル、リズムも単調にならないようにすること。
それと、小さいお子さんには一回のレッスンで花丸が上げられるような曲の長さを選んでいます。
始めは、ノートだけでという先生もいますが、私個人は新しい本をもらう喜びや期待感が好きなので
メイン、サブ、ドリルとほとんどの場合3冊持たせています。
3.4才と小さい場合には、スケッチブックも渡し、色塗りやシールなどの教材を貼ったりします。
参考までに、ぴあのふぉるてをご覧下さい。
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教室経営第7歩
<<指導方針と経営方針>>
講師として始めるにあたり、指導方針をしっかり決めましょう。
自分と音楽とのかかわり方を含め、生徒をどのような方向性に指導してくのか
保護者や大人の生徒さんに説明できるように簡潔に文にできるように
日頃から考えておくといいと思います。
経営者としては、教室の雰囲気、レッスンの対象者、レッスン時間やレッスン回数の管理、
月謝設定、冷暖房費や経費などといった細かい気配りが必要です。
リビングでレッスンするにしても、教室としての意識を持って、決して主婦の片手間、パート代わりという
ような意識にならないようにしましょう。
自宅でレッスンすると、曖昧になりがちですが、大手音楽教室や他の教室ではなく、
この教室を選んでくださったということに感謝し、指導者として生徒の音楽人生を
左右することをしっかり認識しましょう。
生徒が増え、活気づいた教室を経営することで生徒たちにもプラスアルファの良さがあることを
知り、長く指導できるように自己研鑽してください。
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教室経営第8歩
<<講師として経営者として・・その1・・>>
教室を始めたら、一指導者であると共に経営者でもあるわけです。
一昔前のピアノの先生といえば、子供の手を叩いたり、怖いレッスン、怖い先生、
何の工夫もないレッスンなど色々と言われた時代もありますが、
現在そのようなレッスンをしていたら、せっかく集まった生徒もあっという間に逃げてしまいます。
講師としては、演奏力を付ける事に重点を置きがちですが、
大半の生徒、親が望むことはそれだけではないのです。
私たち講師の子供時代は、怖いレッスンにも耐え、嫌な練習もし、
他の生徒よりは根性を持ち、指導者として音楽の道を選ぶことになりましたが、
回りの友人たちはいかがだったでしょうか?
早い子は小学校の間に、中学入学と共に、と皆いつかは辞めていきましたね。
私たちが教えている大半の生徒は、その辞めて言った子達と同じなのです。
ですから、ただ演奏技術を追ったレッスンをしていくと、早い時期に辞めてしまう可能性が大きいのです。
それでは、経営者としてせっかく募集をかけても、人数は増えません。
では、どのような指導がのぞまれるのでしょうか?
それは、一人一人のニーズに答えるということです。
私の場合は、子供はいつ興味を持ち、やる気が起こるかわからないので、
とにかく音楽好きにするということを、第一目標に指導しています。
好きになれば、自分から進んで取り組むようになるからです。
練習しろといわなくても、好きになれば自分からピアノやエレクトーンに向かいます。
特に、小学校の高学年、中、高生には、自分の好きな音楽に気づかせる事が必要です。
好きな曲を弾く中でも、指導することはたくさんあるし、
その曲に必要な技術を身につけることも大事な練習だと思います。
それが、生徒が長続きする秘訣だと思います。
また、同時期に保護者が求めることも、リサーチする必要があります。
親は、ソナチネやソナタをと望む声も多いです。もちろん、やらないわけではないのです。
私たちは、テキスト丸々1冊、何番が終わったら何番、と弾いてきましたが、
趣味という生徒には必要なところだけ、抜き取って体験させるというニュアンスが良いようです。
また、お母様のほとんどは名曲集などからのいわゆるピアノ曲を弾いていると、なぜか安心するようですね。
そのバランスを考えながら、大半の生徒が中高生まで辞めずに残っていると、比較的安定した経営が出来ます。
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教室経営第9歩
<<講師として経営者として・・その2・・>>
最近、指導者としてまた経営者としてすごく気になることがありました。
ある指導者の事ですが、私がいつも考えている心構えと
あまりにかけ離れていたので、ちょっとご紹介します。
皆さんは、どう考えますか?
その指導者は、主に成人の生徒さんを教えています。
レッスン時間に生徒さんが来たとき、ダイニングから何かを食べながらお迎え。
レッスンの時は、その日の機嫌が態度にでていて、生徒さんは「今日は機嫌が悪いね」
「今日は機嫌が良さそうだ」と様子を伺ってレッスンを受ける毎週。
レッスンの内容はというと、同じ曲の指導でも前回と今回では言うことが違い、それを聴き直すと怒る。
曲中、違うことは指摘(怒った口調で)するが、それをどのように直すのかどう練習すればいいのかは
言わない。指導者よりも年長者に向かい子供に接するような口調で話す。
生徒は、萎縮し言いたいことも言えずにいる。
自分が気に入らない生徒だと、辞めて他の教室へ行ってよいと言う。
生徒が辞めたことに対して、自分の指導力を見返らない。
楽器の購入に対しても、私は安くてよい物があるなら、それを薦めたい。
そのことによって、その人が携わる時間が増えるなら何も言うことはないと思う。
もちろん、自分の所属する、日頃付き合いのある楽器店から
買う事になればそれはそれで嬉しいことですが・・・・
といった風に、私が常日頃考えているレッスンとは、180度違うレッスンを行っているそうです。
このレッスンが今後続かないことを願いたいですね。
一人でも音楽を嫌いにならないで、楽しんでもらえるよう
講師同志の交流、自己研鑽が大切だと思いました。
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教室経営第10歩
<<レッスン以外のイベントについて>>
久しぶりの更新になってしまいましたが、今回はレッスン以外のイベントについて書きます。
ほとんどの教室で、発表会やクリスマス会が開かれています。
発表会はどこでも毎回とても工夫を凝らして、素敵に開かれていると思います。
大体、1年毎か1年半、2年おきというペースが多いです。
私が発表会で注意している点は、1回の発表会で生徒が2度以上舞台に上がるということです。
というのも、発表会の会費を徴収するとき、
1分の生徒さんも5分演奏する生徒さんも一律の金額だと
割高感をもつ、小さいお子さんのご家庭もあると思っているので。
会費は7000円ぐらいから13000円ぐらいの間が多いですね。
生徒さんが少ないと、会費も限られてしまい先生の負担も大きくなりがちです。
なので、何人かの先生と一緒に組まれて合同発表会をされる先生が多いです。
合同発表会の良いところは、会費が多くなるので、できる事も増え、
集合写真や舞台の花など華やかになります。
しかし、先生同士こだわりが多い場合は、もめる原因にもなりかねません。
単独で発表会を開く場合、生徒が少ないときはミニコンサートと称して、
自宅で行なう先生もいらっしゃいます。
会費の内訳としては、会場費、写真代、プログラムなどの経費、記念品などです。
記念品は出す先生が多いです。予算は大体会費の1割〜2割程度です。
発表会以外では、夏休みにグループレッスンをしたり、
お楽しみ会や旅行、バーベキューなど色々されている先生もいます。
私は夏休みに近い年令の生徒を集め、グループレッスンをして、
プリンパーティやカキ氷屋さんをしたりしました。
クリスマスには、毎年クリスマス会を開き、ビンゴ大会やケーキを食べたりしました。
必ず、ミニコンサートやミュージックベルなど音楽に関することを一つは入れますが、
目的は生徒同士の交流を深めることなので、楽しい雰囲気作りを心掛けています。
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